テレビCMやドラッグストアの店頭でもすっかりおなじみとなっている、小林製薬のロングセラー商品「ケシミンクリーム」。
数年前から頬のあたりに少し目立つシミができてしまい、手軽にどうにかできないかとずっと悩んでいました。
そんな時、CMの印象から「これなら手軽にシミをケアできるかも」と期待を込めて、ダメ元で購入してみることにしたのです。
それから毎日欠かさず塗り続け、気づけば半年ほどが経過していました。しかし、期待とは裏腹にシミが消えるどころか薄くなる気配すら一向にありません。
「半年も塗って何も変わらないのは流石におかしいのでは……?」と疑問に思い、商品のパッケージや説明書をあらためてじっくり読み直してみたところ、自分が根本的な大勘違いをしていたことに気がつきました。
パッケージをじっくり確認してみると……
実際に購入して使っていたパッケージの写真をご覧ください。
※画像はクリックすると拡大表示されます。
まず正面の表書きを見てみると、大きく「しみ、そばかすを防ぐ」「シミ対策」と書かれています。
続いて裏面を確認してみると、「トラネキサム酸配合で男性肌のシミ対策*」という記載がありました。
そして注釈(*印)の先をよく読んでみると、「メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ」と明確に記されています。
箱の側面にも効能や使用方法が細かく書かれていますが、「すでにできてしまったシミを消せる・薄くする」とはどこにもひとことも書かれていません。
それどころか、肌荒れ防止やカミソリ負け、ニキビを防ぐといったスキンケア効果についての記述が並んでいます。
「ケシミン」というネーミング、ちょっと紛らわしくありませんか?
もちろん、パッケージの確認が甘かった私自身の確認不足であり自業自得なのですが……それにしても商品名が少々紛らわしいと感じてしまうのは私だけでしょうか?
「ケシミン(消し民?消しシミ?)」というインパクトのあるネーミングを耳にしたら、どうしても「すでに顔にあるシミを消してくれる魔法のクリーム」だと思い込んでしまいませんか?
ですが、その実体は「これからできるシミの生成を予防・抑制するための医薬部外品スキンケアクリーム」だったのです。
肌の奥で蓄積されている予備軍(隠れシミ)が表に出てくるのを抑える効果や、日焼け後の色素沈着を予防する効果はあるものの、何年も前から居座っている既存のシミを消し去るためのアイテムではありませんでした。
本気でシミを消すなら高額な費用や専門治療が必要
よく考えてみれば、ネット広告などで見かける「できてしまったシミを排出・除去する」と謳う特殊なドクターズコスメなどは、数千円〜数万円もする非常に高価なものがほとんどです。
さらに、美容皮膚科などで本格的にシミを除去しようとすれば、レーザー治療や光治療(IPL)などを受け、数万円単位の費用を支払うのが一般的です。
薬局やドラッグストアで1,000円前後の手頃な価格で購入できる医薬部外品で、長年のシミが綺麗さっぱり消えるわけがありませんよね……。
プチプラで攻める!近年のシミ対策トレンドとおすすめアイテム
「すでにできたシミは消せない」とは言いつつも、これ以上シミを増やしたくないですし、少しでも肌のトーンを整えたいのが本音です。
そこで、最近話題となっている美容成分やプチプラで試せるおすすめのシミ対策アプローチを調べてみました。
1. 近年大流行の成分「ビタミンC誘導体」
スキンケア業界で常に注目を集めているのが「ビタミンC誘導体」です。
ビタミンCには、メラニン色素の生成を抑えるだけでなく、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を整えたり、皮脂バランスを整えるなどの嬉しい働きがあります。
ケシミンクリームにもビタミンC誘導体が配合されているタイプがありますが、洗顔後の化粧水や美容液としてビタミンC誘導体配合のアイテムを仕込んでおくことで、より効率的なシミ予防・毛穴ケアが期待できます。
2. 高コスパで人気「ちふれ」の美白クリーム・美容液
「手頃な価格でしっかりシミ予防ケアを続けたい」という方に絶大な支持を得ているのが「ちふれ」の美白シリーズです。
ちふれの美白ラインには、メラニンの生成を抑える「アルブチン」や「安定型ビタミンC誘導体」、肌荒れを防ぐ「トラネキサム酸」などが配合されたクリームや美容液が揃っています。
1,000円台前後で購入できる詰替用も用意されており、惜しみなくたっぷり使えるのが最大の魅力です。ケシミンと並んで、日々の予防ケアに取り入れやすいプチプラの代表格と言えます。
3. シミ対策の絶対条件「日焼け止め(UVケア)」
どんなに良いクリームや美容液を使っても、紫外線対策(UVカット)を怠っていては意味がありません。
シミの最大の原因は紫外線です。どれだけスキンケアでメラニンを抑えようとしても、紫外線を浴び続けてしまえば次々と新しいメラニンが生成されてしまいます。
「日焼け止めは夏場や外出時だけ塗る」という方も多いかもしれませんが、室内や曇りの日でも紫外線は届いています。朝のスキンケアの仕上げに日焼け止めを塗る習慣をつけることが、何よりも強力なシミ対策になります。
まとめ:目的を正しく理解して上手につかおう
以前、高須クリニックの高須幹弥院長が雑誌のインタビューで「皮膚は基本的に排泄器官のようなものだから、高価な化粧品をあれこれ塗り込むよりも、シンプルにワセリンなどで保湿して保護しておくだけで十分」といった趣旨の発言をされていたのを思い出しました。
高価な美容液に頼らなくても、安価で純度の高いワセリン(サンホワイトや白色ワセリンなど)で肌の乾燥を防ぎ、日焼け止めでUVカットをするだけでも十分な予防策になります。
私と同じように「ケシミンクリームを塗れば今あるシミが消えるはず!」と誤解して買おうとしている方がいましたら、どうぞご注意ください。
とはいえ、ケシミンクリーム自体は本来の目的である「紫外線によるメラニン生成を抑え、新しいシミを作らせない(予防する)」という効果や、肌荒れを防ぐ保湿クリームとしては非常に優れた製品です。
- すでにできてしまったシミを薄く・消したい:美容皮膚科でのレーザー治療や専用の医薬品を検討する
- これからできるシミを予防したい:ケシミンやちふれ等の美白クリーム+ビタミンC誘導体でケアする
- シミの発生自体を防ぎたい:毎日の日焼け止め(UV対策)を徹底する
このように目的をしっかり理解した上で活用するのが賢い使い方と言えそうです。予防目的で日常ケアをしたい方は、ぜひ試してみてください!







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