自分の愛車エクシーガ(2012年製)には長年ETCを取り付けていませんでした。
便利なものだとはわかっていたのですが、年に数回しか高速道路に乗ることがなかったからです。
しかし、このたび、子供たちが気に入った施設がスマートインターチェンジの近くにあり、何度も通うようになったので、取り付けを決心しました。
スマートインターチェンジを利用できるのは、ETCが取り付けられた車両だけですからね。
どこで取り付けるべきか迷ったのですが、最終的に自宅から一番近くにあるオートバックスで取り付けることにしました。
以下に店での流れなどを伝えますので、オートバックスで取り付けを考えている方は参考にしてください。
ETC取り付けの前に必要なもの
取り付けのため、店に行く前に用意しておくべきものがいくつかあります。
ETC専用クレジットカード
ETCの支払いはクレジットカードを通じてのものになりますので、クレジットカード、それもETC専用のカードが必要となります。
私は楽天ETCカードを選択しました。
元々、楽天カードを利用してポイントを貯めていたからです。
高速道路料金もポイントになります。
また、楽天でダイヤモンド会員やプラチナ会員のランクに達しているなら、年会費550円が無料となります。
私はその条件を充たしていたので、このカード一択でした。
カード発行には通常、二週間程度かかりますので、利用時期が決まっているなら、早めに申し込んでおきましょう。
車検証
ETCの車載器には車の情報を登録しなければなりません。
そのために車検証の提出が店から求められます。
普通、車内に置いてあると思いますが、そうでない方は用意しておきましょう。
本人確認書類
レジで提示を求められます。
運転免許証を出せばいいだけです。
ETCを取り付ける車を持っている以上、免許証を持っているのが当然かと思います。
その日だけ不携帯なんてことがないように気をつけましょう。
委任状(代理人が行く場合のみ)
通常、自分の車を運転して、店に行くかと思いますが、もし代理の方に頼むのであれば、委任状が必要です。
その場合、代理の方の本人確認書類が必要となります。
とりあえず、オートバックスへ向かう
いくつかのメーカーの品を下調べしましたが、たいして違いがないように思ったので、店にある物を見てから決めようと思いました。
ちなみにオートバックスには「工賃コミコミセット」というネットショップがあり、そこで買った商品は店に持ち込めば、工賃がすでに込みで販売されているので、無料で取り付けてもらえることができます。
値段もキャンペーンなどがあり、お得になることもあるようです。
そちらも考えたのですが、すぐに取り付けをしたかったので、私は店へ向かいました。
ただ、事前にサイトを見ておいたのですが、世界的な半導体不足ということで、最新の規格である「ETC2.0」については、品切れとなっていました。
実際、店に行っても、「ETC2.0」の方は品切れでした。
「ETC2.0」は必要か?
旧来の「ETC」と「ETC2.0」の違いは以下の通りです。
2)ETC2.0は1000キロ先の渋滞情報まで知ることができます(カーナビと連動させれば、渋滞情報を得て、別ルートを案内してくれます)。
3)ETC2.0は一部地域で道の駅に立ち寄るために高速を降りても、再び高速に乗った際、料金が降りなかった場合と同じのままで利用できます。
1について、私は首都圏に車で行くことが滅多にないので必要と思えませんでした。
2について、1000キロ先までの渋滞情報が必要な人がどれだけいるのでしょうか?
それと、私の愛車は9年乗っているものなので、カーナビをETC2.0と連動させることはできませんでした。
3について、利用できる道の駅は全国で20から30程度しかないらしく、必要性を感じませんでした。
将来、対応箇所は増えるのでしょうが……
ちなみにETC2.0は従来のものより、1万円程度割高です。
新車を買って取り付けるなら、将来に備えてETC2.0を取り付けるべきでしょうが、私の場合、すでに9年乗っている車です。
まだ買い替えは検討していませんが、かといって、今後10年以上乗るとは考えられず、ETC2.0を購入する必要はないなと考えました。
取り付けたETCを次回購入した車に付け直すことは可能ですが、新車の場合、通常ディーラーオプションのETCを買うのが普通かと思われます。
というわけで、私は旧来のETCを買うことにしました。
選んだのは以下の商品です。
ETCにはアンテナ一体型と分離型がありますが、一体型は設置する場所が限られるので、分離型を選びました。
オートバックスでは税込みで8,000円ほどでした。
ひとつだけ注意を。
現在使われているETCはセキュリティに不安なところがあるらしく、2030年を目処にすべて新セキュリティに移行する動きがあります。
2030年より、もっと早くなる可能性も高いとのことです。
そのため、ETCでもETC2.0でも、必ず新セキュリティ対応商品を購入しましょう。
上記の商品は新セキュリティに対応しています。
いざ購入、取り付けへ
店員さんにほしい商品を告げたら、作業スペース(ピット)に空きがあるか調べてもらえました。
土曜の夕方に行ったので、待たされることも覚悟していたのですが、10分待ちで空くとのことでした。
すぐに取り付けを依頼しました。
すると「商品をレジに渡しておくから、車検証を持って来てほしい」と言われました。
駐車場に車検証を取りに行き、レジに行くと、車検証がコピーされ、免許証の提示を求められました。
車検証はすぐに返却されました。
書類に住所、氏名、電話番号などを書かされました。
セットアップに必要な書類だったようです。
支払いをし、書類を書き込んだ頃には、もう順番が来たようで、ピットに車を移動させてくれと言われました。
その際に、時間が来たら鳴る呼び出しブザーを持たされました。
車をピットに移動させると、取り付け場所を決めてほしいと言われました。
取付箇所として多いのは、ダッシュボードの上か運転席の内側ということで、私は目立ちにくい運転席の内側、ちょうど膝が当たる場所くらいに設置をお願いしました。
しばらく待機
作業に40分ほどかかると言われたので、車を預けたら、再び店内へ入り、休憩所に移動しました。
実は、この日、子供たちを連れていたのですが、オートバックスには子供が遊ぶスペースが用意されています。
自販機やテレビ、漫画なども置いてあり、時間が潰せるようになっています。
店によってはWi-Fiも完備されているとか(私が行った店にはありませんでした)。
子供たちは自由に遊んでいたので、自分はスマホをいじってダラダラとしていました。
しばらくすると、呼び出しブザーが鳴り、呼ばれました。
実際は30分くらいでしたかね。
取り付け完了・確認
呼び出されたので、再びピットへ。
取り付けられた場所を確認し、ここで用意していたETCカードを挿入します。
動作確認が行われます。
問題がなければこれで終了です。
取り付けが完了した写真です。
もう少し拡大した写真です。
見ての通り、小型で、運転する邪魔にもなりませんでした。
終了後に書類を渡されますが、そこに書かれている情報がETCマイレージサービスへの登録などに必要なので、大事に保管しておきましょう。
最後に
その後、高速道路を利用しましたが、スムーズに通過できて便利ですね。
もっと早く取り付けておくべきだったと思いました。
最終的にかかった金額は以下のとおりです。
店に入ってから作業終了まで1時間程度でした。
簡単に終わったので、取付を考えておられる方はお試しください。
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