普段、エクシーガに乗っている私ですが、車検中、代車として初代レヴォーグ(2014年式)に乗る機会がありました。
乗り心地や運転のしやすさに感動したのでレポートします。
なお、私はレガシィ→エクシーガと10年以上乗り回しているスバリストのひとりです。
乗ったのは1.6Lターボのモデルです。
初代レヴォーグは1.6Lモデルと2.0Lモデルがあります。
今回乗ったモデルがどのグレードかははっきりわからなかったのですが、装備から見て「1.6GT EyeSight」モデルかと思われます。
乗り心地などの感想は、エクシーガ2.5Lとの比較になります。
初代レヴォーグの走行性能について
運転してみて、最初に思ったのは、軽快な走りだなという感覚でした。
加速が心地いいのですね。
エクシーガは車体が重いので、パワーに頼ったスピード、加速という感じなのですが、こちらは軽くアクセルを踏んだだけで、回転数を上げずに伸びます。
動物に例えるなら、エクシーガは猛牛、レヴォーグはカモシカという感じでしょうか。
実は、最初に乗ったとき、エクシーガと同じようなアクセルワークをしたので、急発進に近い形となりました。
そのとき、一歩目が遅く、二歩目で急加速という感覚がありました。
なので、パワー不足かと考えたのですが、私の勘違いでした。
アクセルを軽く踏むだけで、スーッと自然に無理なく伸びてゆくのです。
エクシーガ風のアクセルワークは回転数を上げるだけで、無駄なだけでした。
ちなみにボタンひとつでS(スポーツ)モードに切り替えられます。
Sモードにすると、初速から伸びる感覚を味わうこともできます。
なお、走行中、よほどアクセルを踏み込まない限り、車内は静かでした。
初代レヴォーグの操縦性について
ハンドルを回す感覚も軽いです。
サイズも3ナンバーのワゴンとはいえ、昔のレガシィと同じくらいの大きさなので、結構小回りもききます。
山道でもスイスイ。
このあたりはさすがスバル車という感じで、走る、曲がる、止まるの基本をしっかり押さえています。
なお、走りとしては、いわゆる固い走りです。
路面状況による振動は受けますが、カーブなどではフラフラしたりしない安定感のある走りです。
四駆なので、どうしてもそういう形になるのでしょう。
このあたりは好みですね。
初代レヴォーグの車内スペース
車内はエクシーガに比べるとさすがに狭いですが、窮屈ということはありません。
後部座席に人を乗せましたが、とくに狭くは感じなかったとのこと。
スバルの営業マンによると、現行のレヴォーグは後部座席が広くなっているらしいので、もしかしたら狭いという不満の声はあったのかもしれません。
初代レヴォーグのアイサイトについて
アイサイトはVer.3が搭載されていました。
昔のアイサイトはうるさいほど主張がありましたが、このタイプは控えめでした。
しかし、肝心のときはちゃんと動いてくれます。
一度、ショッピングセンターの駐車場で狭いスペースにバックで入れようとしたのですが、衝突しそうになるところを自動ブレーキが阻止してくれました。
たぶん、エクシーガのアイサイトだとぶつかっていたと思います。
昔のアイサイトは、前方の追突にはよく反応していましたが、斜めの衝突には反応しないところがありましたので。
初代レヴォーグの燃費はちょっと残念
スバル車に燃費を求めてはいけないといいますが、さすがにレヴォーグも例外ではありませんでした。
主に通勤、片道20キロ、往復40キロを一週間ほど運転しましたが、リッターあたり11キロくらい。
1.6Lの車にしては、少し寂しい数字かもしれません。
カタログスペックではリッターあたり16キロと書かれてはいるのですが……
初代レヴォーグのギャラリー
初代レヴォーグのハンドルまわり
多数のスイッチが付いています。
SモードとIモードはよく切り替えて使いました。
初代レヴォーグのタコメーターなど
スピードのデジタル表示がされているところは、ハンドルまわりのボタンで表示の切り替えができます。
ちなみに1.6Lモデルは6000回転からレッドゾーンに。
2.0Lモデルは6500回転からレッドゾーンとなっているそうです。
マルチインフォメーションディスプレイ
カーナビの上にあるディスプレイです。
スイッチを押すたびに画面表示が何種類か変わります。
燃費などを知ることができます。
初代レヴォーグの収納スペース
オーディオの下にはUSBポートとシガライターがありました。
カップホルダーは開閉式です。
カップ置きの深さに違いがあるのが芸の細かいところ。
ホルダー横の縦長のスペースはスマホを置くのにちょうどいいスペースです。
収納ボックスの中にも電源があります。
収納ボックスは前後にスライドでき、アームレストにもできます。
収納ボックスの後ろにUSBポートが2つあり、後部座席利用者にも便利です。
パーキングブレーキ
パーキングブレーキはこのタイプ。
個人的には足で踏むタイプが好きですが、好みの問題かと。
右側にアイドリングストップのボタンがありますが、解除できるのは1.6Lのモデルだけです。
「AVH」と書かれているスイッチは、信号待ちなどで停止している最中、足をブレーキから離しても停止状態を維持する機能です。
初代レヴォーグのトランクルーム
スポーツカー並みに走りますが、本質的にはワゴン車なので、ちゃんと広いスペースが用意されています。
最後に……いいクルマでした。
さすが、スバルのフラッグシップモデルだなという素晴らしい車でした。
私が今回乗ったモデルはグレードの高いモデルはないようですが、それでも十分でした。
燃費以外はほぼ完璧かと。
カーオブザイヤーを受賞した現行モデル(2020年式)は、どれだけすごいのかと想像してしまいました。
しかし、そちらはまともに買うと400万以上します。
この初代モデルを中古市場で狙うのもありかなと思いました。
2017年以降発売のD型、E型あたりが完成度が高く狙い目のようです。
大体、200万から250万くらいのようですね。
それより前のモデルなら150万くらいからでもあるようです。
長距離乗る方やパワーを求める方は2.0Lモデルを、街乗りが主な方は1.6Lモデルをおすすめします。
なお、2.0Lのモデルはハイオクガソリン推奨ですので、そのあたりはご注意を。
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掘り出し物もあるようです。
ちなみに私はその後2020年式のレヴォーグをリース契約で乗り回しています。
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