「君の膵臓をたべたい」はやはり実写映画版がおすすめです。

書籍

はじめに

住野よる原作の人気作品「君の膵臓をたべたい」。
略称「キミスイ」。
小説、アニメ映画、実写映画と三種のメディアで公表されています。
どれも面白かったですが、個人的には浜辺美波が主演した実写映画版が一番だったかなと思います。

どんな話?

主人公は他人と関わることを避けて、本を読むだけが趣味の高校生の男。
作品中はなかなか名前が出て来ず、ひたすら「君」と呼ばれていたり、「クラスメイト君」「仲良し君」などと呼ばれています。
その彼が病院に行った際、偶然、落ちていた「共病文庫」と書かれたヒロインの日記を見てしまいます。
そこにはヒロインが膵臓の病気で余命わずかということが書かれていました。
そして、ヒロインの山内桜良(やまうちさくら)は主人公にとって、クラスメイトという存在でした。
一見、とても元気に見える彼女でしたが、実は家族以外には病気のことを話していませんでした。
秘密を知ってしまった主人公は、それからというもの彼女に振り回されます。
人と関わることを避けていた主人公ですが、一緒に、食事につれていかれたり、旅行に連れていかれたり、家に誘われたり……
主人公は戸惑うのですが、ヒロインは秘密を知った相手がいることがうれしいのか、どんどん迫って来ます。
やがて、主人公も彼女に思い入れができてきて、旅行にまた行こうとか、楽しかったと口にするようになります。
ですが、病魔は確実に彼女の身体を蝕んでいました。
二回目の旅行に行こうとしたとき、彼女は……と、ここから先は作品を見てください。

小説版、アニメ映画版、実写映画版の微妙な違い。

実写映画版が他の2つと大きく違うのは、数年後、大人になってからの主人公が登場することです。
小説版やアニメ映画版はこの視点がありません。
こういう部分が蛇足になることがよくあるものですが、この作品に関しては成功だと思います。
小説版を読んだだけでは、少しわかりにくい部分があるのですが、大人になってからの視点が入ることで、かえって話がわかりやすくなっています。
大人になってからの主人公に寄せたヒロインのメッセージが残されていて、なかなか感動します。
小説版は、私は実写映画版を見てから読んだのですが、どちらかいうとライトノベルに近いような作品です。
あと、ヒロインのイメージが完全に浜辺美波となっていた私には、少し原作のヒロインはバカっぽいように思えました。
アニメ映画は小説版と実写映画版の中間というような作品ですかね。
実写映画版を意識しつつも、大人になってからの視点はありません。

まあ、実写映画版は何よりもヒロインを演じる浜辺美波の魅力が素晴らしいですね。
彼女のプロモーションビデオかと思ってしまうほどです。
病気に対して不安になりながらも、人生の最後を楽しく過ごしたいと明るく振る舞うヒロイン像をうまく演じています。
時折見せる弱気な表情や真剣な表情にグッとくるものがあります。

ちなみにこの作品を見た女性に話を聞いたら、「確かにヒロインの子はかわいらしかったけれど、あんな子いるわけがない」と言われました。
しかも、「本だけ読んでいるような暗い男があんなイケメンなわけがない」とも言われ、一刀両断にされました。
女性の視点から見るとかなり感想が違うようです。
ですが、楽しくも悲しくもあるこの物語、本当にいい作品なので多くの人に見てもらいたいですね。

小説版(元は投稿サイト「小説家になろう」で発表されていた作品です)


実写映画版

アニメ映画版

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